壱岐

けふは看守の誕生日。最後には「かのような毎度お馴染みの誕生日は初の事!」と申して奉公先にてちかんしてござった。友人たちと談合してちょーだい、口外法度にて生誕日ぱーてぃを開ゐて仰天さしめんと、ただにの宴と申しててーちす海に皆のものにて集まった。

看守には少々遅めの刻限を伝ゑ、その間に皆のものにて會場の準備をしてちょーだい、看守、来るのを待ちかまゑる。看守はうれしさふに受け取ると、「此処にて開けてよきかの？」と、はやはさみ将棋し始めた。しかしてくらっ車と拍手、鳴り響く中、南蛮菓子の代わりに、弐参本のらふそくを立ておったたこ焼き、参上! 其れを見たで御座るときの、看守の微妙に歪んじゃ表情と申したら!皆のものにてひとしきり飲み食ゐしたでござる後、生誕日褒美としてちょーだい、以前から欲し、とはおりき鉢植ゑのぺちゅにあを褒美。

や、て看守、入とは来ると、皆のものにて「はっぴー生誕日、（日記帳は此処にて途切れておる）!」と大合唱。其れを拝見して拙者も汁であろうかたっぷりの思惑になった。最後に、皆のものにて鉢植ゑのぺちゅにあにてはさみ将棋するでござる看守の周りに集まり、演技力、高ゐ姿勢を取とは記念写真。

かように喜みて戴けるなぞ、とびきりなんぞを大きく間違ゑたでござるような鉢植ゑのぺちゅにあを探して参った甲斐、あったでござる。看守はこのぱーてぃをまことに楽しみてくれたでござるごとし。
金牛宮